最終更新日 1999年12月28日

昔話-赤松の大明神【大山町】
ひっそりとした旧跡に伝わる伝説や説話。そこには歴史の時をさかのぼる扉がある。 

【昔話を探る】
赤松の大明神【大山町】

まぁ、聞きない。昔、赤松という村に一人の娘が住んどってな。たいへんな器量よしで、やさしい心の娘だったそうな。そろそろ年頃になったので、両親がお婿さんの話しをすると、娘は目になみだをいっぱいためていったげな。

「お父さま、お母さま。わたしは、じつはヘビでございます。もうもとの姿に戻らなければなりません。さいわい、この村の近くにきれいな池がございます。わたしはこれから先、あの池の中にいて、村の人たちの願いを叶えてあげたいと思います。もし、わたしを思い出してくださったら、池のそばに来て、サンショウの実を投げてください」

数々の伝説をもつ赤松の池。
池の水を水田に持ち帰ると雨が降るといわれ、
雨ごい祈願の池でもある(大山町)
両親が泣く泣く池に連れていくと、娘は湖面を歩いて池のまん中まで行き、とつぜんヘビの姿になって沈んでいったそうな。一人娘をうしなった両親は、娘のために池のそばに小さなほこらを建てたそうな。昔こっぽり。

 

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