最終更新日 1999年12月26日

植田正治写真美術館【岸本町】
世界的に高い評価を受ける「植田調」の作品を展示 

世界的写真家がとらえた、心地よい空気感に癒される

少女四態 1939年
美術館設計のモチーフになったといわれる
植田氏代表の作品。

 

  

「大山を中心にした山陰はね、僕も影響を受けた先輩の塩谷定好さんをはじめ、国内でもっとも世に出た写真家が育ったところだと思う。そういう意味で、この風景に感謝しています」。世界からどんなに高い評価を得ても、植田氏が決してこの地から離れられない、それが理由のひとつ。
「どんよりと空が曇ってね、海に向かって光がパーッと射せば、本当に綺麗で、本当に写真的ですよ。日本で、こんないいところはないと思っています」。山陰の光をこよなく愛し、そこには独特の空気感があるという。望まれて、日本や世界の各地でもシャッターをきるが、郷土の砂と海と空を撮った作品が圧倒的に多い。そして、ファッション誌を飾り、若いアーティストたちとのコラボレーションも楽しむそのスタンスは、永遠の写真青年といった印象だ。
植田氏がとらえた独特の空気感が、高松伸氏の手がけた贅沢な空間に漂う「植田正治写真美術館」。植田氏の作品宇宙に、ゆったりと遊泳するような上質な心地よさがある。

【植田正治/うえだ しょうじ】
1913年、境港市生まれ。郷土から離れることなくアマチュア精神を貫く国際的写真家。独特の演出写真は世界中からUEDA-CHO(植田調)と称えられている。1996年、フランス政府より芸術文化勲章シュバリエ授与。

■お問合せ TEL0859-39-8000
■開館時間 9時〜17時(但し、4月〜10月の土曜日は20時まで)
■休館日 毎週火曜日(火曜日が祝日の時は翌日)
年末年始・展示替え期間
■入館料 大人800円

関連ページ(1) 植田正治写真美術館ホームページ 
関連ページ(2) 岸本町ホームページ 
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掲載担当者 staff 

 


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