最終更新日 1999年12月28日

偉人を訪ねる-佐武林蔵【日南町】
美術教育に生涯を捧げた、サクラクレヨンの創設者 

【偉人を訪ねる】
佐武林蔵(1886−1964)【日南町】

美術教育に生涯を捧げた、サクラクレヨンの創設者

誰でも一度は手にしたことがあるサクラ印のクレヨン。そのサクラクレヨンをつくった男こそ、日南町出身の佐武林蔵である。

東京の中学校で英語教師を務めていた林蔵は、生徒が使っている絵具が、米国製であることに着目し、新しく国産絵具の開発はできないものかと考えた。欧米諸国の文献を徹底的に調べ上げ、大正10年(1921)教職を退いて、日本クレヨン商会を創立。「サクラクレヨン」の名で製造販売を始め、国内はもとより海外にも輸出し、一躍名声を博した。

その後も『新美術研究』などの多くの美術教育関係図書の発刊や、教育美術振興会を組織するなど、戦前戦後を通じて美術教育に物心両面からの支援は終生続けられた。彼を冠とする佐武賞(教育美術賞)が設けられているのも、その功績をたたえたもの。

佐武コレクションが収蔵されている
日南町美術館 0859-77-1113
郷里日南町の「日南町美術館」には、林蔵が生涯をかけて集めた貴重な絵画などが収蔵され、美術教育ひと筋に生きたその足跡を見ることができる。

 

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