最終更新日 1999年12月28日 |
昔話-関金のえぐいも【関金町】 |
ひっそりとした旧跡に伝わる伝説や説話。そこには歴史の時をさかのぼる扉がある。 |
【昔話を探る】 関金のえぐいも【関金町】 まぁ、聞きない。昔、関金の川でおばあさんが、ほったばかりのイモを洗っていたそうな。そこへ、すみぼらしい旅の坊さんが通りかかってな。 「おばあさん、そのおいしそうなイモを少し恵んでくださらぬか」と、坊さんが頼んじゃそうな。すると、欲張りなおばあさんは「おや、坊さん。このイモは、とてもえぐうて食べられんよ」と、ぶっきらぼうにことわってしまっただって。
それから、「関金のえぐいも」と呼ばれるふしぎなイモが川に生えるようになっただって。みすぼらしい旅の坊さんは、弘法大師さまだったということじゃ。昔こっぽり。 |
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