天気が周期的に変わる典型的な“山陰の晩秋”となりました。大山山頂付近はまた雪となりました。 「弁当忘れても傘忘れるな」と山陰の天気のこと(風土さえも)をこの諺ひとつで表現される事がありますが、これは11月〜12月中旬にかけての晩秋の気候に限ってのことと思います。 この季節は、その諺とおりの天候になることが多いでが、それ以外の季節は日照時間の統計でもわかりますが、傘を忘れても問題ないようです。 さて、この諺に代表されるように、人の生活と気象とは大変深い関わりをもっており、天候の変化を的確に予察することは、人が生きていくうえで大変重要でありました。そこで人は、空を眺めては、「夕焼けの次の日は晴れる」「燕が低く飛ぶと雨が降る」等、観天望気という方法で天気予報を行っていたようです。 そういえばこんなのもあります。「女心と秋の空」変わりやすいものの例えによく使用される諺ですが、あらためて頷いてしまったりします。 今日も強い寒気が入ってくるとのこと、どうやら不安定な秋の空となるようです。(I) |